東の雑文置き場

管理人の語り

そらの記録

備忘録として、愛猫の臨終間際の前後、葬儀までの様々な記録や気持ちを記します。 来月の推定誕生日で19歳になる「そら」は、綺麗な猫でした。キジ白。白い脚がなまめかしい。性格は内弁慶の女王様。猫として大変...
妖怪の語り

春、来ました。

お久しぶりです。妖怪オトヌエです。施療院にも春が来ましたよ!というわけで復活。冬眠から覚めました。 施療院の周囲は竹林なので、タケノコ生えます!食べます!放っとくと施療院の床を突き破るので、そりゃもう...
妖怪の語り

冬眠に入ります。

少々くたびれました。どうやら無茶をして働き過ぎたようです。鴉の先生にも、鵺さんにもご心配をおかけしてしまいました。妖怪オトヌエはしばらくお休みしなければならないようです。 まあ、もともと施療院にお世話...
妖怪の語り

おかえりなさい、先生

冬晴れ、という空でしょうか。とても綺麗な青空です。鴉の先生が、ものすごく高いところで旋回されています。どうやら街の視察から戻られたようです。今回は出動ではなかったので、緊急のお出かけではありませんでし...
小説

【小説】大丈夫

「ダイジョウブ、ダイジョウブ」 雨(あま)宮(みや)真(しん)一(いち)が現場に着くと、そんな声が聞こえて来た。若い男性の声だ。 近くに停車して、運転席から降りる。 夜明け前まで降っていた雨のせいか、...
小説

【小説】桜(はな)に珈琲を

その人は、明治七年生まれだった。平成も終わろうというこの時代に、まだその人は存在していた。 桜井利助。 貴子は何度もその名前を見つめる。どこもかしこも新年度の始まりで慌ただしい季節に、貴子は市役所のロ...
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