妖怪オトヌエの見た夢または新茶の季節

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ご無沙汰しています。妖怪オトヌエです。さっきコロボックルさんをお訪ねして少しお喋りしてきました。こういう葉っぱの下に時々いらっしゃるんですよね。

「どうしたの?」と聞かれたので、「実は鵺さんたちの夢を見たんですよ」と打ち明け話。

恥ずかしいけど誰かに聞いてほしかったんですよね。内容はこんな感じ。

乙羽さんは冒険者で、世界のどこかにいるという龍を探しています。廻向様も同じように龍を探しています。実はその龍というのが、鵺さんなのです。そこでいろいろと争いなどになったりするのですが、乙羽さんを礼治さんが助けてくれるんです。

コロボックルさんが言いました。
「それ何のRPG?」

うーん。やっぱりそうですよねえ。我ながら都合の良い夢を見たもんだなあ、と思いましたけど楽しかったので結果オーライです。

でも、背後から謎の気配が。

鵺

楽しそうな話をしてるざんすねえ

ぎゃー!まさかの本人!

礼治
礼治

俺ヘルプ要員かー。ま、兄貴を助ける役目ってのはなかなかいいな!

乙羽
乙羽

もし夢の内容が気になって日常生活に支障が出ているのなら、精神分析療法をするか?もしくは獏あたりに食べさせてもいいが。

ぎゃー!礼治さんや先生まで!なんでみんな立ち聞きしてるんですか?!つーか獏さんに食べさせたらその夢忘れますよね!いい夢なんで!楽しかったんで!覚えておきたいんで!

このあと脱兎のごとく…です。なんか新茶のシーズンとかで皆さんで茶摘みにいらしてたらしい。言ってよそういうことは!コロボックルさん!

そんなわけで大変恥ずかしい体験だったのでした。

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