祝祭の向日葵

ひまわり畑の中で、ひまわりの花束を抱えて笑顔の富永先生。少し離れた後ろでは、同じくひまわりを持つK先生と幼い一也くん。

2024年7月28日「命のK譜」おめでとうございます。そして富永先生、お誕生月おめでとうございます！

ちょっとした思いつき
畑になるまで
数が合わない
祝祭の花

ちょっとした思いつき

X（Twitter）で次のようなイラストを掲載し「RPといいねの数だけ先生にひまわりを捧げます」と募集しましたところ、たくさんのご協力を賜りました。

結果。その数なんと233本。本当にありがとうございます！！思えば「ひまわりを捧げます・・・・」と書いておいてよかった･･･「ひまわりを持たせます・・・・・」だったら大変なことになっていました。

あらかじめ先生には私の分の一本を持っていただいておりましたので、一枚目の絵には実際は234本のひまわりがある筈です。何度か数えたので大丈夫だと思いますが･･･。

畑になるまで

さてどなた様も特にご興味はおありではないかも知れませんが、稚拙者なりの制作過程など。

募集開始から一時間もせぬうちに60本～100本を越えましたので、「うむ。これは持てぬ」と判断。ムラサキカタバミとかスズランとかじゃないんですから。早々に「畑に立たせる」ことに決めました。

嬉しい悲鳴を上げながら、ひまわりを追加していきましたが、これがなかなかの植林作業。

「富永先生が25本持っているから、ひとまず近景のフォルダを作成してそこに40本くらいか･･･？更に中景と遠景に分けて･･･何本ずつになるかな･････････はっ！今、近景に何本まで描いてたっけ？！」

上記のような混乱が都合何回発生したことでしょうか。私の住む地域には造園業者さんもそこそこいらっしゃり、一定の植物を育てて出荷されておられますが、その方々のご苦労をこんな形で知ることになろうとは。

「うん。どうせならK先生や一也くんにもお花を持ってもらおう。画面が楽しくなる」と考えたのが、更なる混乱を生む元でした。

K先生にはなんとなくそのお人柄から「一本だけの花に凝縮された想い」を持っていただいて。

一也君にはやはりそのお人柄から（幼い姿にもしましたので）、「先生になるべく抱えられるだけの花束を」的な無邪気なポーズになっていただきました。

結果、この二人が計6本のひまわりを持っていることになり、そのことが後々の計算を何度か誤謬させることとなりました。

私は不安症なところがありますので、それなりに手回しをしておきたいタイプです。ゆえに勿論、最終結果を見る前にあらかじめ数の配置は逆算しておりました。200本超えるかどうか、という状態が続いていたので、ひとまずそこを目標にして、富永先生の25本、K先生と一也君の6本、近景に植える本数、中景に植える本数、とその辺りまで支度しておき、最終決定日を待ちました。

数が合わない

決定の刻限が来ました。最終カウント233本！ありがたさに涙が出ます。

よっしゃ後は粛々と数を揃えていくだけ。再び計算しつつ描画する混乱の渦に飛び込みました。数を数えていると絵のバランスが悪くなり、バランスを考えていると数えるのを忘れています。こんなに難しい作業になるとは思いませんでした。慣れないことはやるもんじゃないですね。しかしともかく、刻限当日の夜には描けました。

私は何度か校正をするタイプでもあります。画面だけじゃなくて紙でも確認したい性分です。印刷しました。プリントした紙をベッドに持ち込んで、寝る前にアナログでもう一度数えてみました。

「数が多い。気がする」

え？あれだけ近景中景遠景更に遠望景フォルダまで作って、そのフォルダ内を更に3分割くらいして「ひまわりA20本」「ひまわりB30本」とかして計算しながら描いたのに？！

これはいかん。

と思いつつ、既に寝る体制だったためその日は寝ました。

翌朝、プリントした紙を机に置き、片手に数色のペンやマジックを持って、花にバッテンしながら本格的にカウントしました。･･･やはり数が合わない。

画面のフォルダに記載した本数も計算機で合算しました。いや、合算した数すら合わない。なんなら目標値のどれとも合致しない謎の数字が記載されている。もう何が何やらわかりません。

植林･･･！こんなに厳しいものだったとは･･･！
小学生の頃、クラスで一人だけヘチマの芽が出なかった才能は今も健在のようです。

しかし画面で先生たちは愉快そうに笑っている。ちゃんとした本数を捧げますからね。私は再び描画ソフトに立ち向かいました。