あけまして2024

新年あけましておめでとうございます。今年はもう少しこのサイトも充実させたいなと思いつつ、あんまり大上段に構えるとすぐに転倒して動けなくなるので、まあほどほどに。

今年は年賀状が出せました。こんな感じです。

辰年はいろんな方のいろんな龍が見られて楽しいですね。私のコレはタツノオトシゴもどき･･･かな。たまに女の子描くと楽しいです。

ここからは進捗など

次に進捗など、自分が後で見て楽しかったり悶絶したりするかもしれないので、残してみます。
まずアナログのスケブにラフを描きます。「まあこんなもんかな」というのができたらスキャナでパソコンに取り込みます。
こちらが取り込んで、ひとまず背景（用紙レイヤー）に適当な色を置いただけのもの。

最近、クリスタさんの「自動彩色」機能が面白いので、ポチッといきます。私は色塗りが大の苦手なので、塗りのとっかかりを求めて活用します。

なんか色が入りました！なんかファンタジックで綺麗綺麗。デジタルすごい。AIとかはさっぱりわかんないけど、自動彩色すごい！「もうこれでいいんじゃね？」と思ってしまいそうですが、流石にそれはあんまりなので、ここから足掻きます。
画面で、顔や髪の一部、足の飾りの一部などに白いハイライトが入っていますが、それは自分で付け足しました。明るいところ或いは光を入れたら楽しそうなところ、見てくださる方の視線が欲しいところはどこかなー、と探している最中ですね。

次からいろいろ模索します。

この「なんちゃってタツノオトシゴwith女の子」（なんか名前が欲しいな･･･オトちゃんでいいや）は、水中にいるイメージだったので、上のクリスタが自動彩色してくれた絵の上に、青系のグラデーションマップを乗せてみました。うん、青いな。当たり前だ、青くしたんだから。でも全てがここまで青いのもちょっと寒々しいですね。年賀状だし。めでたいものだし。やっぱ色が欲しいかも。
でも、まあ何となく方向性はこれでいいか。水中にちょっとカラフルなオトちゃんがいる、という感じでいこう。いやー、ふわっとしてますね自分。

【余談】
イラストは、本当はラフを描いている時点で、詳細なプランを立てておくのが賢明です。これは建築物と同じだそうです。設計図は綿密に。細かいプランをきっちり決めてから基礎を作る。そして上物を作っていく。でないと屋根を乗せたり壁紙を張り始めたりしたときには既に取り返しがつかなくなっており、もう基礎には戻れない。
私はよく、それをやっちゃいます。色塗りが苦手なのなら尚更プランは立てておくべきです。最近はなるべく心がけるようにしていますが（一応このオトちゃんもふわっとした構想はあったのですが、やっぱりふわっとしてると後々悩んで結局時間を食います。計画さえ練っておけばあとは作業ですから然程悩みません）。これは自分への反省と要望。

閑話休題。
結局グラデーションマップはやめました。龍の背中に青いカラーが入っているのが綺麗で気に入ったので、それを活かすカラーリングにすることにします。カラフルイメージはそのままに、全体的に色味がバラバラにならないように色を選んで置くことにしましょう。
一応、先の予定が決まりましたので、本格的に塗りに入ろうと思います。そのためには境界線をちゃんとしなければなりません。主線を描きます。主線を描くのは楽しい作業です。アナログでも好きな作業。主線を入れたら、主線レイヤーを参照にして、もう一度自動彩色してみます。参照する線画が変わったので、また雰囲気が変わりましたね。

主線にメリハリが出たせいか、色も濃くなりましたね。でも私の線画に「誰か色を塗ってくれた！」というテンションをくれます。ありがとう自動彩色。色塗り苦手な私を励ましてくれる。じゃあここからは頑張って、自分の塗りたいように塗ってみるよ。

まず表情が欲しいので、目を入れます。そしてタツの方に革の表面みたいなブラシで質感入れてみました。少しでも雰囲気が出て来ると、私のやる気も出て来るというもの。
さて、いよいよ本腰を入れてどんどん好きなように塗っていきます。

好きなように塗った結果に、自動彩色レイヤーを透明度高めの乗算で重ねています。ちょっとだけ面白い質感が追加されるような気がしています。気がするだけかもしれませんが。
色塗りは不得手ですが、塗り始めると楽しい作業です。全体が出来上がってくると、線画の色を変えたり、タツの鰭部分の模様も入れてみたり、と面白がって遊び始めます。
ここで血迷って当初プランを忘れかけ、背景に波ブラシで水面を描いていますが、これは結局やめました。オトちゃんは水中にいる設定の筈です。調子に乗って最初のイメージ忘れるな自分。

次が最終稿です。